サイドレイズの効果や正しいやり方を徹底解説!目的別のメニューや注意点

肩の筋肉を鍛えて理想的なボディラインを手に入れたい方にとって、サイドレイズは欠かせないトレーニング種目です。三角筋という肩の筋肉を効果的に鍛えることで、男性なら逞しい肩幅を、女性なら引き締まった美しい肩のラインを作ることができます。

サイドレイズの魅力は、ダンベルさえあれば自宅でも簡単に取り組めること。ジムに通う時間がない方でも、正しいやり方を覚えれば効果的に肩を鍛えられます。

しかし、一見シンプルに見えるサイドレイズも、実は正しいフォームを身につけるのが意外と難しい種目。間違ったやり方では効果が半減するだけでなく、肩を痛めるリスクもあります。

この記事では、サイドレイズの基本的なやり方から効果的なポイント、目的別のメニュー設定まで詳しく解説していきます。肩トレ初心者の方も、既に取り組んでいるけれど効果を感じられない方も、ぜひ参考にしてください。

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目次

サイドレイズとは肩を鍛える基本トレーニング

サイドレイズとは、ダンベルやチューブなどの器具を使って肩の筋肉である三角筋を鍛えるトレーニング種目です。「サイド(側面)」という名前の通り、腕を体の横方向に持ち上げる動作が特徴的。

肩の筋肉を鍛える代表的なトレーニングには、他にもショルダープレスやフロントレイズなどがあります。これらの種目と比較して、サイドレイズがどのような位置づけにあるのかを理解しておきましょう。

・ショルダープレスとの違い

ショルダープレスは、ダンベルやバーベルを頭上に押し上げる動作で三角筋全体を鍛える複合種目。複数の筋肉と関節を同時に使うため、高重量を扱えるのが特徴です。一方、サイドレイズは肩関節のみを動かす単関節種目で、三角筋の中でも特に中部(側面)をピンポイントで狙えます。

・フロントレイズとの違い

フロントレイズは腕を前方に持ち上げる動作で、主に三角筋前部を鍛える種目。サイドレイズが肩の横幅を作るのに対し、フロントレイズは肩の厚みを作る効果があります。理想的な肩を作るには、どちらの種目も取り入れることが大切。

・サイドレイズの優れた点

サイドレイズが多くのトレーナーに愛される理由は、その取り組みやすさにあります。必要な器具はダンベルやチューブのみで、広いスペースも必要ありません。自宅での筋トレメニューに組み込みやすく、継続しやすいトレーニングと言えるでしょう。

また、動作がシンプルで覚えやすいのも大きなメリット

筋トレ初心者の方でも比較的短期間で基本的なフォームを習得できます。ただし、シンプルだからこそ細かいポイントが重要になるため、正しいやり方をしっかりと覚えることが成功の鍵となります。

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サイドレイズで得られる効果やメリット

サイドレイズを継続的に行うことで得られる効果は多岐にわたります。主な効果として以下の4つが挙げられます。

  • 三角筋中部を効率的に鍛えられる
  • 肩関節の安定性が高まる
  • 肩幅が広がる
  • 基礎代謝アップや姿勢改善

それぞれの効果について詳しく見ていきましょう。

三角筋中部を効率的に鍛えられる

三角筋は肩を覆う大きな筋肉で、前部・中部・後部の3つの部位に分かれています

サイドレイズでは、特に中部が主働筋(メインで働く筋肉)として活動。この中部は肩の丸みを作る重要な部位で、発達することで立体的で美しい肩のラインが形成されます。

他の肩トレ種目と比較すると、サイドレイズほど三角筋中部をピンポイントで狙える種目は多くありません。ショルダープレスのような複合種目では三角筋全体に負荷が分散されますが、サイドレイズなら中部に集中的に刺激を与えることが可能です。

また、単関節種目であるサイドレイズは、筋肉の動きを意識しやすいのも大きなメリット。正しいフォームで行えば、三角筋中部に効いている感覚を掴みやすく、効果的なトレーニングにつながります。

肩関節の安定性が高まる

サイドレイズは三角筋だけでなく、僧帽筋下部や肩甲骨周囲筋も補助的に働かせる種目です。

これらの筋肉群が連動して動くことで、肩関節全体の安定性が向上。

肩関節は人体の中でも可動域が非常に大きい関節である反面、構造的に不安定になりやすい部位でもあります。周囲の筋肉をバランス良く鍛えることで、関節の安定性を高めることができるのです。

この効果は他のトレーニング種目にも良い影響を与えます

例えば、ベンチプレスやショルダープレスなど肩関節を使う種目で、より安定したフォームを維持できるように。結果として、より高重量を扱えるようになったり、怪我のリスクを軽減できたりします。

肩幅が広がる

サイドレイズで三角筋中部が発達することにより、肩幅が広く見える効果が期待できます。これは男性にとって特に重要なボディメイク効果の一つ。

肩幅が広がることで、相対的にウエストが細く見える逆三角形のシルエットが完成。Tシャツやスーツを格好良く着こなせるようになり、全体的な体型の印象が大きく変わります。

女性の場合も、適度に発達した肩は美しいボディラインを作る重要な要素。肩のラインがしっかりしていると、二の腕がすっきりと見えたり、デコルテ周りが美しく見えたりする効果があります。

重要なのは、骨格的な肩幅は変えられなくても、筋肉で肩幅を「作る」ことができるという点。継続的なサイドレイズによって、理想的な肩のラインを手に入れることが可能です。

基礎代謝アップや姿勢改善

三角筋は上半身の中でも比較的大きな筋肉群の一つ

サイドレイズで三角筋を鍛えることで筋肉量が増加し、基礎代謝を向上させる効果があります。基礎代謝が上がると、何もしていない状態でも消費カロリーが増えるため、太りにくい身体づくりに役立ちます。

また、現代人に多い猫背の改善にも効果的。デスクワークなどで肩が内側に入り込んだ姿勢が続くと、肩周りの筋肉バランスが崩れがち。サイドレイズで肩の筋肉を鍛えることで、正しい姿勢を維持しやすくなります。

さらに、肩周りの筋肉が強化されることで血流が改善され、肩こり予防にも寄与。デスクワーカーや家事で肩に負担をかけることが多い方にとって、日常生活の質の向上につながる嬉しい効果と言えるでしょう。

サイドレイズの正しいやり方を解説

効果的なサイドレイズを行うためには、正しいフォームを身につけることが何より重要です。ここでは基本的なやり方のポイントを以下の項目に分けて説明します。

  • 立位と座位がある
  • 肘は軽く曲げて肩の高さまで上げる
  • 手首は固定する
  • 初心者は軽重量でフォーム固めがおすすめ

それぞれの要素を詳しく見ていきましょう。

立位と座位がある

サイドレイズには立って行う「立位サイドレイズ」と、椅子やベンチに座って行う「座位サイドレイズ」の2つのスタイルがあります。どちらにもメリットがあるため、目的やレベルに応じて使い分けることが大切。

・立位サイドレイズの特徴

立位で行う場合、全身でバランスを取る必要があるため、体幹の筋肉も同時に鍛えられます。また、下半身も安定させる必要があるため、やや高重量を扱いやすいのが特徴。日常生活での立った状態での動作に近いため、実用的な筋力向上にもつながります。

足は肩幅程度に開き、膝を軽く曲げて安定した姿勢を作ることがポイント。重心を足裏全体に乗せ、背筋を伸ばした状態をキープしましょう。

・座位サイドレイズの特徴

座って行う場合の最大のメリットは、体幹の反動を使いにくいこと。下半身が固定されるため、三角筋中部により集中して負荷をかけることができます。正しいフォームを習得したい初心者の方には特におすすめ。

椅子やベンチに深く腰掛け、背筋を伸ばした状態で実施。足は床にしっかりとつけ、上半身がぶれないように意識することが重要です。

筋トレ初心者の方には「座位から始めてフォームを習得し、慣れてきたら立位へ移行する」流れがおすすめ。まずは座位で正しい動きを覚え、三角筋に効かせる感覚を掴んでから立位にチャレンジしましょう。

肘は軽く曲げて肩の高さまで上げる

サイドレイズで最も重要なポイントの一つが、肘の角度と挙上する高さです。正しい可動域で動作することで、効果を最大化し、怪我のリスクを最小化できます。

・肘の角度について

肘を完全に伸ばした状態でダンベルを持ち上げると、肘関節に過度な負担がかかってしまいます。そのため、肘は軽く曲げた状態(120~140度程度)を維持することが大切。この角度を動作中にキープし続けることで、安全かつ効果的なトレーニングが可能になります。

肘を曲げすぎると今度は動作が小さくなり、三角筋への刺激が不十分になってしまうため、適度な角度を見つけることがポイント。

・挙上する高さ

ダンベルを持ち上げる高さは、肩の高さ(床と平行程度)までが正しい可動域。それ以上高く上げると、三角筋から負荷が逃げてしまい、僧帽筋という首から肩にかけての筋肉が過度に働いてしまいます。

肩の高さまで上げたら、1~2秒静止してからゆっくりと下ろすことで、筋肉により強い刺激を与えることが可能。急激に下ろすのではなく、重力に抵抗しながらコントロールして下ろすことが重要です

手首は固定する

見落とされがちですが、手首の位置も正しいサイドレイズには欠かせない要素。手首が内側や外側に傾くと、せっかくの負荷が逃げてしまい、効果が半減してしまいます。

・中立位をキープ

手首は常に中立位(まっすぐな状態)で固定することが基本。手のひらが床に向いた状態で、手首が曲がったり反ったりしないよう意識しましょう。

特に重量が重くなってくると、手首が不安定になりやすいため注意が必要。手首用のサポーターやリストラップを使用するのも効果的な対策の一つです。

・グリップの握り方

ダンベルを握る際は、強く握りすぎないことも重要。力を入れすぎると前腕の筋肉が疲労し、三角筋に集中できなくなってしまいます。ダンベルが落ちない程度の適度な握力で保持することを心がけましょう。

初心者は軽重量でフォーム固めがおすすめ

筋トレ初心者の方によくある間違いが、最初から重い重量でトレーニングを始めてしまうこと。サイドレイズは見た目以上に難しい種目のため、軽重量から始めてしっかりとフォームを固めることが成功への近道です。

推奨重量の目安

  • 男性の場合:3~5kg程度
  • 女性の場合:1~3kg程度

この重量で15~20回程度できるレベルから始め、正しいフォームが身についてから徐々に重量を増やしていきましょう。

正しいフォームが身につく前に重量を上げてしまうと、代償動作(他の筋肉で補う動き)が癖になってしまいます。一度ついた悪い癖を直すのは非常に困難なため、最初から正しいやり方を覚えることが大切。

鏡を見ながら練習したり、動画で自分のフォームをチェックしたりして、客観的に動作を確認することをおすすめします。焦らず丁寧に取り組むことで、必ず効果的なサイドレイズができるようになります。

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サイドレイズの目的別メニュー

サイドレイズを行う目的によって、最適な重量・回数・セット数は大きく変わります。ここでは代表的な2つの目的に応じたメニュー設定をご紹介します。

  • 筋肥大:5~10kgで10~12回×3~4セット
  • ダイエット:1~3kgで15~20回×2~3セット

それぞれの設定理由と効果的な取り組み方を詳しく解説していきましょう。

筋肥大:5~10kgで10~12回×3~4セット

肩の筋肉を大きくして、逞しい肩幅や立体的な肩のラインを作りたい場合は、筋肥大を目的としたメニューが効果的。筋肥大には「中重量・中回数」のトレーニングが最も適しており、10~12回で限界を迎える重量設定がおすすめです。

重量設定のポイント

  • 男性の場合:5~10kg程度
  • 女性の場合:3~6kg程度

ただし、これらはあくまで目安。重要なのは「10~12回目で限界を迎える重量」を選ぶことです。12回を楽にクリアできるようなら重量を上げ、10回に達する前に限界がきてしまうなら重量を下げて調整しましょう。

セット数は3~4セットを目安に実施し、セット間のインターバル(休憩時間)は90~120秒程度が理想的。これにより筋肉の回復を待ちつつ、効率的に刺激を与えることができます。

筋肥大メニューの進め方

  • 1セット目:12回を目指す
  • 2セット目:10~12回を目指す
  • 3セット目:10回程度で限界
  • 4セット目:8~10回程度

後半のセットで回数が落ちるのは正常な反応。無理に12回にこだわらず、正しいフォームを維持できる範囲で追い込むことが大切です。

週に2~3回の頻度で継続すれば、2~3ヶ月程度で肩の筋肉の発達を実感できるでしょう。

ダイエット:1~3kgで15~20回×2~3セット

体脂肪を減らしたい、肩周りを引き締めたいという場合は、ダイエット目的のメニューが適しています。ダイエットや引き締めには「軽重量・高回数」のトレーニングが有効で、筋持久力向上とカロリー消費の両方が期待できる設定です。

重量設定のポイント

  • 男性の場合:2~4kg程度
  • 女性の場合:1~3kg程度

15~20回を正しいフォームで完遂できる重量を選択。最後の数回で「ややきつい」と感じる程度の負荷が理想的です。重すぎると回数をこなせず、軽すぎると十分な刺激を与えられません。

セット数は2~3セットを基本とし、インターバルは60~90秒程度に短縮。短いインターバルにより心拍数を高く保ち、より多くのカロリーを消費することができます。

・ダイエットメニューの特徴

高回数のトレーニングは筋持久力を向上させ、日常生活での疲労感軽減にもつながります。また、長時間筋肉を動かし続けることで、筋肉内の毛細血管が発達し、基礎代謝の向上も期待可能。

ダイエット目的の場合、サイドレイズだけでなく他の部位のトレーニングも組み合わせることが重要です。全身をバランス良く鍛えることで、より効率的な脂肪燃焼が期待できます。

有酸素運動との組み合わせも効果的で、サイドレイズなどの筋トレを行った後に20~30分程度のウォーキングやジョギングを加えると、脂肪燃焼効果がさらに高まります。

週3~4回の頻度で継続すれば、1~2ヶ月程度で肩周りの引き締まりを実感できるはず。無理をせず、継続できるペースで取り組むことが成功の秘訣です。

サイドレイズを行う際の注意点

サイドレイズは比較的シンプルな動作ですが、間違ったやり方では効果が減少するだけでなく、怪我のリスクも高まります。安全で効果的なトレーニングを行うために、以下の注意点を必ず守りましょう。

  • 反動は使わない
  • 肩より高く上げない
  • 痛みが出るときは無理をしない

それぞれの注意点について、具体的な対策と併せて詳しく解説していきます。

反動は使わない

サイドレイズでよく見られる間違いの一つが、体の反動を使ってダンベルを持ち上げてしまうこと。重量が重すぎる場合や疲労が蓄積してくると、無意識に反動を使ってしまいがちです。

反動を使ってしまうと、本来狙いたい三角筋中部ではなく、僧帽筋や腰の筋肉に負担がかかってしまいます。僧帽筋は首から肩にかけての筋肉で、ここに過度な負荷がかかると首こりや肩こりの原因に。また、腰を使って反動をつけると腰痛のリスクも高まります。

さらに重要なのは、反動を使うことで三角筋中部への刺激が大幅に減少してしまうこと。せっかくトレーニングしても、目的とする筋肉に効かなければ意味がありません。

反動を防ぐためには、適切な動作テンポを意識することが大切。以下のテンポを目安にしてください。

  • ダンベルを上げる:1~2秒かけてゆっくりと
  • 肩の高さで静止:1秒程度キープ
  • ダンベルを下げる:2~3秒かけてコントロール

特に下ろす動作(ネガティブ動作)をゆっくり行うことで、筋肉により強い刺激を与えることができます。重力に任せて一気に下ろすのではなく、筋肉で重量をコントロールしながら下ろすことがポイント

このテンポで動作できない場合は、重量が重すぎる証拠。無理をせず軽い重量に変更して、正しいフォームを優先しましょう。

肩より高く上げない

ダンベルを持ち上げる高さも、サイドレイズにおける重要な注意点の一つ。肩より高い位置まで上げてしまうと、様々なリスクが生じてしまいます。

肩の高さを超えてダンベルを上げると、肩関節の構造上、関節内で骨や軟部組織同士が衝突しやすくなります。これを「インピンジメント症候群」と呼び、肩の痛みや炎症の原因となることが多い症状。

また、高く上げすぎると三角筋中部から負荷が逃げ、僧帽筋に負荷が移ってしまいます。これでは本来の目的である三角筋中部の強化ができません。

・適切な可動域

正しい可動域は、ダンベルが床と平行になる高さ、つまり肩の高さまで。この範囲内で動作することで、安全かつ効果的に三角筋中部を鍛えることができます。

目安として、鏡で横から自分の動作をチェックしてみましょう。上腕(二の腕)が床と平行になった時点で動作を止めるのが理想的。それ以上高く上げる必要はありません。

慣れないうちは、やや低めの位置で止めることを意識すると良いでしょう。高く上げすぎるよりも、適切な範囲内で確実に筋肉に刺激を与える方がはるかに効果的です。

痛みが出るときは無理をしない

トレーニング中やトレーニング後に痛みを感じた場合は、決して無理をしてはいけません。「痛みを我慢してでも続ける」という考え方は、長期的な視点では大きなマイナスとなります。

サイドレイズで痛みが出る主な原因として、以下が考えられます。

  • 重量が重すぎる
  • フォームが間違っている
  • 可動域が広すぎる
  • 既存の肩の問題(五十肩、腱板損傷など)
  • オーバートレーニング

痛みを感じた場合は、まず以下の対策を試してみてください。

  1. 重量を下げる:現在使用している重量の50~70%程度に減らし、痛みが出ない範囲で動作する
  2. 可動域を狭くする:肩の高さまで上げずに、痛みが出ない範囲での動作に留める
  3. 動作スピードを遅くする:よりゆっくりとした動作で、筋肉や関節への負担を軽減
  4. 休養を取る:痛みが強い場合は、数日間トレーニングを休み、回復を待つ

痛みが数日経っても改善しない場合や、日常生活に支障が出るような強い痛みの場合は、医師や理学療法士などの専門家に相談することをおすすめします。

無理をして悪化させてしまうと、治療に長期間を要したり、将来的に慢性的な問題につながったりする可能性があります。一時的にトレーニングを休むことで、長期的により良いトレーニング環境を維持できるのです。

トレーニングは継続が最も重要。短期的な成果を求めて無理をするよりも、安全に長く続けられる方法を選択することが、最終的には大きな成果につながります。

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サイドレイズの効果を高める方法

せっかくサイドレイズに取り組むなら、より効果的に成果を上げたいもの。ここでは、トレーニング効果を最大化するための具体的な方法をご紹介します。

・トレーニング記録をつける

効果的なトレーニングの基本は、進歩を可視化すること。サイドレイズでも、使用重量・回数・セット数・体調などを記録することで、確実な成長を実感できます。

記録をつけることで得られるメリットは多岐にわたります。まず、前回のトレーニング内容を正確に把握できるため、適切な重量設定が可能に。「前回は5kgで12回できたから、今回は6kgにチャレンジしてみよう」といった具体的な目標設定ができるのです。

また、数週間から数ヶ月単位での成長を振り返ることで、モチベーションの維持にもつながります。「3ヶ月前は3kgしか扱えなかったのに、今では8kgで同じ回数ができるようになった」という事実は、継続の原動力となるでしょう。

記録方法は、スマートフォンのアプリでも手書きのノートでも構いません。重要なのは継続すること。毎回のトレーニング後に簡単でも良いので記録する習慣をつけましょう。

・仲間との合同トレーニング(合トレ)

一人でのトレーニングも良いですが、仲間と一緒に行う合同トレーニング(合トレ)には特別な効果があります。お互いに刺激し合い、励まし合うことで、一人では出せないパフォーマンスを発揮できることも。

合トレのメリットとして、まず継続しやすさが挙げられます。「今日はサボりたい」と思っても、約束があれば重い腰も上がるもの。また、仲間の頑張りを見ることで「自分も負けていられない」という競争心理も働きます。

さらに、客観的な視点でフォームチェックをしてもらえるのも大きなメリット。一人では気づかない癖や改善点を指摘してもらうことで、より効果的なトレーニングが可能になります。

ただし、合トレを成功させるためには、お互いのレベルや目標を理解し合うことが重要。無理に相手に合わせて重量を上げたり、逆に相手のペースを乱したりしないよう配慮が必要です。

・その他の効果向上テクニック

プレエグゾースト法(事前疲労法)も効果的な手法の一つ。サイドレイズの前に軽い重量でアップを行ったり、他の肩の種目を先に行ったりすることで、より少ない重量でも強い刺激を与えることができます。

また、ドロップセット法もおすすめ。限界まで行ったら即座に軽い重量に変更して続行する方法で、筋肉を徹底的に追い込むことが可能。ただし、上級者向けの手法なので、基本的なフォームが身についてから挑戦しましょう。

合トレでサイドレイズをやる際のポイント

仲間と一緒にサイドレイズを行う際は、一人でのトレーニングとは異なる配慮が必要です。効果的な合トレを実現するためのポイントを以下にまとめました。

  • フォームを確認しあう
  • 回数などの声掛けでモチベーションを高める

お互いにとって有益なトレーニング時間となるよう、これらのポイントを意識して取り組みましょう。

フォームを確認しあう

合トレの最大のメリットの一つが、お互いのフォームをチェックできること。一人でのトレーニングでは見落としがちな細かい部分も、第三者の目があることで改善できます。

フォーム確認では、以下の項目を重点的にチェックしましょう。

  • 肘の角度が適切か(軽く曲がっているか)
  • ダンベルの高さが肩を超えていないか
  • 反動を使っていないか
  • 手首が安定しているか
  • 上半身が前後に揺れていないか

これらの項目を事前に共有しておくことで、効果的なフォームチェックが可能になります。

フォームの改善点を伝える際は、相手のモチベーションを下げないよう配慮が必要。「ダメ」「間違っている」といったネガティブな表現ではなく、「もう少し肘を高く意識してみて」「手首をまっすぐに保ってみよう」といった建設的なアドバイスを心がけましょう。

また、良い部分も積極的に褒めることが大切。「今のフォーム、とても安定していたね」「前回より確実に上達している」といったポジティブなフィードバックは、相手の自信とやる気を高めます。

スマートフォンなどで動作を撮影し、後で一緒に確認するのも効果的。客観的に自分の動きを見ることで、言葉だけでは伝わりにくい改善点も理解しやすくなります。

回数などの声掛けでモチベーションを高める

適切な声掛けは、普段以上のパフォーマンスを引き出す強力な武器。特にサイドレイズのような単調になりがちな種目では、パートナーの励ましが大きな力となります。

声掛けは闇雲に行うのではなく、適切なタイミングで行うことが重要です。

  • セット開始時:「いいペースだよ」「フォームがきれい」
  • 中盤(7~8回目):「もう少し」「いい調子」
  • 終盤(10回目以降):「あと2回」「最後まで頑張って」
  • セット終了時:「お疲れ様」「すごく良いセットだった」

回数をカウントしてあげることも重要な役割。自分で数えながらのトレーニングは意外と大変で、パートナーがカウントしてくれることで動作に集中できます。

人によって効果的な声掛けのスタイルは異なります。熱い励ましを好む人もいれば、冷静なサポートを好む人も。パートナーの性格や好みを理解し、その人に最も効果的なスタイルで声掛けを行いましょう。

ただ、逆効果となる可能性がある声掛けもあります。「まだまだできる」「軽すぎる」といった無理を強要するような言葉や、他人と比較するような発言は避けるべき。あくまでその人のペースを尊重し、安全第一でサポートすることが大切です。

合トレでのサイドレイズは、一人では得られない刺激と成長をもたらします。お互いを高め合える良きパートナーと出会えれば、トレーニングがより充実したものになるでしょう。

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合トレ仲間を見つけるなら「トレマッチ」

サイドレイズを効果的に行うためには、正しいフォームでの継続的な実践が何より重要です。しかし、一人でのトレーニングではモチベーション維持が難しく、フォームの自己チェックにも限界があります。

そんな悩みを解決してくれるのが、運動パートナーマッチングアプリ「トレマッチ」。筋肥大や体力向上、健康維持など、あなたと同じ目標を持つトレーニング仲間を手軽に見つけることができます。プロフィール検索機能を使えば、経験レベルや活動可能な時間、利用する施設など、詳細な条件でマッチング相手を探せるため、最適なパートナーとの出会いが期待できるでしょう。

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著者・監修者

株式会社TSS 代表/現役歯科医師/フィジーク選手。
臨床に携わる傍ら筋トレに打ち込み、競技フィジークで2024年・2025年神奈川県マスターズフィジーク第3位入賞。
経験を重ねる中で「トレーニングは一人よりもパートナーと共に行うことで質が大きく向上する」と確信するも、信頼できる仲間を見つけられる環境が整っていない現状を痛感。
その課題を解決すべく、トレーニー同士をつなぐマッチングアプリ「トレマッチ」を立ち上げ、合トレのパートナー探しを支援。

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この記事を書いた人
トレマッチ 編集部
切磋琢磨できるトレーニング仲間が見つかる「トレマッチ」の編集部。
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