「合トレ」とは?合トレのメリットや注意点、始め方を紹介!

筋トレを続けていると、「もっと効率的にトレーニングしたい」「モチベーションを維持したい」と思うことはありませんか?そんな悩みを解決する方法として、最近注目されているのが「合トレ」です。

SNSやジムで「今日は合トレだ!」なんて言葉を聞いたことがある方も多いはず。
でも、合トレって具体的に何をするのか、どんなメリットがあるのか、よくわからないという方もいるでしょう。

この記事では、合トレの基本から始め方まで、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。

一人でのトレーニングに限界を感じている方、新しいトレーニング方法を探している方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

合トレとは仲間と追い込む筋トレ法

合トレとは「合同トレーニング」を略した言葉で、複数人で一緒にトレーニングを行うことを指します。ジムで友人や知り合いと待ち合わせて、同じ時間帯に同じ場所でトレーニングをする。
それが合トレの基本的なスタイルです。

単に同じ空間でトレーニングするだけでなく、お互いにサポートし合いながら行うのが特徴
例えば、ベンチプレスで重い重量にチャレンジする際に補助についてもらったり、フォームをチェックし合ったりします。
一人では追い込みきれない限界まで、仲間の力を借りて挑戦できるのが合トレの醍醐味といえるでしょう。

また、トレーニング中の会話も合トレの重要な要素。

「今日は胸と三頭筋を鍛えよう」「このメニューが効果的だよ」といった情報交換が自然に生まれます。
経験豊富なトレーニーと一緒なら、新しい種目や効率的な方法を学ぶチャンスにもなるのです。

トレーニーが合トレを行う目的

合トレをする目的は人それぞれですが、主に以下の3つの理由があります。

トレーニーが合トレを行う目的
  • モチベーションの維持と向上
  • トレーニング効果を最大化させる
  • 筋トレを通してコミュニケーションをとる

モチベーションの維持と向上

「今日はジムに行きたくないな…」そんな気持ちになることは誰にでもあります。
しかし、仲間との約束があれば話は別。合トレの予定が入っていれば、サボりたい気持ちも吹き飛びます。

トレーニング中も、仲間からの「あと1回!」「ナイス!」といった声かけが大きな力になるもの。
一人だと「もう限界かな」と思うところでも、励ましの言葉ひとつで、もう一歩踏み出せる。これが合トレの魔法です。

さらに、同じ目標に向かって努力する仲間の姿を見ることで、自然と「自分も頑張ろう」という気持ちが湧いてきます。
きつい、つらいと感じる日でも、仲間と一緒なら乗り越えられる。
モチベーションの波を最小限に抑えられるのが合トレの大きな魅力といえるでしょう。

トレーニング効果を最大化させる

合トレの最大のメリットは、安全に限界まで追い込めることです。
例えば、ベンチプレスで限界重量に挑戦する時、一人では危険が伴います。しかし、補助者がいれば、万が一の時もサポートしてもらえるため、思い切ってチャレンジできる。

この「安全に追い込める」環境があることで、トレーニング強度を大幅に上げることが可能に。
筋肉の成長には適切な負荷が必要ですが、合トレなら一人では到達できない領域まで踏み込めます。

また、自分では気づけないフォームの癖や改善点も、仲間の客観的な視点から指摘してもらえるのも大きなポイント。
「肘がもう少し内側に入った方がいいよ」「背中が丸まってるから気をつけて」といったアドバイスは、怪我の予防にもつながります。第三者の目があることで、より質の高いトレーニングが実現できるのです。

筋トレを通してコミュニケーションをとる

合トレは単なるトレーニングの場ではなく、貴重なコミュニケーションの機会でもあります。
セット間の休憩時間には、サプリメントの情報や食事メニュー、新しいトレーニング法など、様々な情報交換が行われます。

「最近このプロテインがよかった」「この種目で背中に効かせやすくなった」といった実体験に基づく情報は、ネットで調べるよりも価値があることも。
経験者から直接学べる機会は、初心者にとって特に貴重です。

さらに、きついトレーニングを一緒に乗り越えることで、特別な絆が生まれることも少なくありません。
同じ目標に向かって努力する仲間は、ジムの外でも良い友人関係を築けることが多い。
筋トレという共通の趣味を通じて、新しい人間関係が広がっていくのも合トレの素晴らしい側面です。

合トレをすることのメリット

合トレには様々なメリットがありますが、特に重要なのは以下の4つです。

合トレをすることのメリット
  • 自分のMAX更新に挑戦できる
  • 仲間と限界まで追い込める
  • トレーニングメニューの幅が広がる
  • 仲間と筋トレが継続しやすくなる

自分のMAX更新に挑戦できる

筋トレにおける「MAX」とは、1回だけギリギリ挙げられる最大重量のこと。
このMAX挑戦は筋力向上の指標として重要ですが、一人で行うには大きなリスクが伴います。

なぜなら、限界重量では筋肉が力尽きて、バーベルやダンベルを支えきれなくなる可能性があるから。
特にベンチプレスでは、胸の上にバーベルが落下する危険性があり、最悪の場合、大怪我につながることも。スクワットでも、立ち上がれなくなって潰れてしまう恐れがあります。

合トレなら、仲間が補助者(スポッター)として付いてくれるため、安心してMAXに挑戦できる環境が整います。
補助者は、挙上が困難になった瞬間にサポートに入り、安全にバーベルをラックに戻す手助けをしてくれる。
この安心感があることで、思い切って自己記録更新にチャレンジできるのです。

ただし、MAX挑戦時は十分なウォーミングアップが必須。
いきなり重い重量を扱うと怪我のリスクが高まります。また、補助者との呼吸を合わせることも大切。「いくよ」「オッケー」といった声かけで、タイミングを合わせましょう。

仲間と限界まで追い込める

「限界まで追い込む」とは、もうこれ以上1回も挙げられない状態(オールアウト)まで筋肉を疲労させることを指します。
筋肉の成長には、この「限界への挑戦」が欠かせません。

しかし、一人でトレーニングしていると、本当の限界の手前で止めてしまいがち。
「あと1回はいけるかも」と思っても、「でも危険かも」という不安が勝ってしまうのです。

合トレでは、仲間の存在が心理的な支えとなります。
「もう1回!」「ラスト!頑張れ!」という励ましの声が、最後の一押しをくれる。また、補助があることで「潰れても大丈夫」という安心感も生まれます。

さらに、仲間が頑張っている姿を見ることで、「自分も負けていられない」という競争心も芽生える。
この相乗効果により、一人では到達できない領域まで自分を追い込むことができるのです。

トレーニングメニューの幅が広がる

一人でトレーニングしていると、どうしても同じメニューの繰り返しになりがち。
新しい種目に挑戦したくても、やり方がわからなかったり、フォームが不安だったりして、結局いつもの種目に落ち着いてしまいます。

合トレなら、仲間が実践している様々なトレーニング方法を直接見て学べる絶好の機会。
「その種目、初めて見た!」「どこに効くの?」といった会話から、新しい知識が得られます。

例えば、背中のトレーニングでも、ラットプルダウンの握り方を変えるだけで効く部位が変わることや、足の位置を工夫することで、より効果的に筋肉を刺激できることなど。
こうした細かなテクニックは、実際に見て体験することで身につきやすい。

また、パートナーが必要な種目にも挑戦できるのも大きなメリット。
フォーストレップ法(補助を使って追加のレップを行う方法)やネガティブトレーニング(下ろす動作をゆっくり行う方法)など、一人では実施困難な高強度テクニックも取り入れられます。

仲間と筋トレが継続しやすくなる

筋トレで最も難しいのは「継続すること」かもしれません。
始めた当初は高いモチベーションも、時間とともに低下してしまうもの。
しかし、合トレなら継続のハードルがぐっと下がります。

まず、仲間と「来週の水曜日、19時にジムで」といった約束をすることで、強制力が生まれる。
一人なら「今日は疲れたからやめよう」と思ってしまう日でも、約束があれば行かざるを得ません。
この「行かなければいけない」という適度なプレッシャーが、継続の大きな助けになります。

また、共通の目標を設定することで、お互いに励まし合える関係が構築されます。
「夏までに体脂肪率を5%落とそう」「ベンチプレス100kgを目指そう」といった目標を共有することで、一人では挫折しそうな時も、仲間の存在が支えとなる。

さらに、トレーニングが単なる運動から「仲間との楽しい時間」に変わることも大きなポイント。
苦しいだけでなく、充実感や達成感を共有できる時間として、ジムに行くことが楽しみになっていくのです。

合トレする際の注意点とデメリット

合トレには多くのメリットがありますが、実は注意すべき点もいくつか存在します。
事前にデメリットを理解しておくことで、より良い合トレを実現できるでしょう。主な注意点は以下の4つです。

合トレする際の注意点とデメリット
  • 自分とメニューが合わない場合がある
  • 相手と相性が合わないことも
  • 目的やレベルの違いによるミスマッチの発生
  • ケガのリスクが増える可能性がある

自分とメニューが合わない場合がある

合トレで最もよくある悩みが、トレーニングメニューの不一致です。
例えば、あなたが「今日は胸を鍛えたい」と思っていても、相手は「背中の日にしたい」と考えているかもしれません。
部位の好みは人それぞれで、この違いが原因でトレーニングがスムーズに進まないことも。

重量の違いも大きな問題になりがち。
ベンチプレスで自分は60kgが限界なのに、相手は100kg以上を扱う場合、プレートの付け替えだけでかなりの時間をロスしてしまいます。
休憩時間のリズムも崩れ、効率的なトレーニングができなくなる可能性があります。

さらに、トレーニング頻度の違いも見逃せません。
週5日ジムに通う人と週2日の人では、1回のトレーニングにかける時間や強度が異なります。
頻度が多い人は1回を短時間で終わらせたいのに、週2日の人はじっくり時間をかけたい。
このズレが、お互いにストレスを生む原因となることもあるのです。

相手と相性が合わないことも

トレーニング中の態度や価値観の違いも、合トレの障害になることがあります。
集中してトレーニングしたい人と、おしゃべりを楽しみたい人では、根本的に求めているものが違います。

休憩時間の過ごし方も人それぞれ。
スマートフォンをいじりながらダラダラと休憩する人もいれば、時間をきっちり管理してテンポよく進めたい人もいる。
この温度差が、トレーニングの質を下げてしまうことも少なくありません。

また、アドバイスの仕方や受け取り方でも相性が出ます。
良かれと思って指摘したフォームの改善点が、相手にとっては「うるさい」と感じられることも。
逆に、もっとアドバイスが欲しいのに何も言ってくれない相手だと物足りなく感じるでしょう。

目的やレベルの違いによるミスマッチの発生

筋トレの目的は人によって大きく異なります。ボディビルの大会を目指している人、健康維持のために通っている人、ダイエット目的の人。
それぞれトレーニングへの取り組み方が違うのは当然です。

大会を目指す人は、細かい部位まで徹底的に追い込みたい。
一方、健康目的の人は適度な運動で満足かもしれません。この温度差があると、どちらかが我慢を強いられることになります。

経験の差も大きな問題。筋トレ歴10年のベテランと始めて3ヶ月の初心者では、扱える重量も知識量も雲泥の差があります。
初心者は「ついていけない」と気後れし、上級者は「物足りない」と感じる。
お互いにとって最適なトレーニングができなくなってしまうのです。

特に初心者の場合、上級者の真似をして無理をしてしまうケースも。
「あの人ができるなら自分も」という気持ちが、怪我につながる危険性があります。

ケガのリスクが増える可能性がある

合トレの大きな落とし穴が、オーバートレーニングのリスクです。
仲間がいることで気持ちが高ぶり、いつも以上に追い込んでしまう。
「もう1セット!」「あと3回!」という声に応えているうちに、自分の限界を超えてしまうことも。

競争心から無理な重量に挑戦してしまうのも危険です。
隣で仲間が80kgを挙げているのを見て、「自分も挑戦しよう」と準備不足のまま重い重量を扱う。
結果、肩や腰を痛めてしまうケースは珍しくありません。

フォームの崩れも見逃せない問題。
疲労が蓄積してくると、正しいフォームを維持するのが難しくなります。
一人なら「今日はここまで」と判断できても、仲間の手前、無理をしてしまう。
崩れたフォームでの無理な動作は、関節や筋肉に大きな負担をかけます。

また、補助の仕方が適切でない場合も怪我のリスクが高まります。
タイミングを間違えたり、力の入れ方が不適切だったりすると、かえって危険な状況を作り出してしまうことがあるのです。

合トレを始めるためのステップ

合トレを始めたいけど、どうすればいいかわからない。
そんな方のために、合トレを始めるための具体的なステップを紹介します。
以下の4つのステップを順番に進めていけば、スムーズに合トレをスタートできるでしょう。

合トレを始めるためのステップ
  • 筋トレ仲間とマッチングする
  • トレーニングメニューを共有する
  • スケジュールとジムの調整
  • ジムで合トレをする

筋トレ仲間とマッチングする

合トレの第一歩は、一緒にトレーニングする仲間を見つけることから始まります。
最も自然な方法は、ジム内での交流です。同じ時間帯によく顔を合わせる人、似たようなトレーニングをしている人に声をかけてみましょう。
「いつもこの時間にいらっしゃいますね」といった軽い挨拶から始めるのがおすすめ。

SNSを活用する方法も効果的です。
InstagramやX(旧Twitter)で「#合トレ仲間募集」「#〇〇ジム」などのハッシュタグで検索すると、同じジムに通う人や近隣で合トレ相手を探している人が見つかります。
最近では、筋トレ仲間をマッチングする専用アプリも登場しており、条件を細かく設定して相手を探すことも可能に。

マッチングの際に重要なのは、事前の情報共有です。
自分の筋トレ歴、現在のレベル、主なトレーニング重量、目標などを正直に伝えましょう。
例えば「筋トレ歴2年、ベンチプレス70kg、週3回トレーニング、目標は体脂肪率10%」といった具合に。
相手の情報も同様に確認することで、後々のミスマッチを防げます。

トレーニングメニューを共有する

合トレ相手が見つかったら、次は具体的なトレーニングメニューの共有です。
「今度の土曜日は胸と三頭筋の日にしよう」「ベンチプレスから始めて、インクラインダンベルプレス、ケーブルフライの順番でどう?」といった具合に、事前に相談しておくことが大切

部位だけでなく、種目の順番、セット数、レップ数まで決めておくとスムーズです。
お互いの得意・不得意な種目も共有しておくと、フォローし合える関係が築けます。
「デッドリフトは腰を痛めやすいから、フォームチェックお願い」といった要望も遠慮なく伝えましょう。

他人のメニューを知ることは、新たな刺激にもなります。
今まで自分がやってこなかった種目や、セットの組み方、インターバルの取り方など、学べることは多い。
「そのメニュー、効きそうだね!」「今度は私のやり方も試してみて」といった会話から、お互いのトレーニングがレベルアップしていきます。

スケジュールとジムの調整

継続的な合トレのためには、スケジュール調整が欠かせません。
お互いの仕事や生活リズムを考慮して、無理のない頻度で予定を組みましょう。
週1回から始めて、慣れてきたら頻度を増やすのも良い方法です。

曜日と時間を固定するのがおすすめ。
「毎週水曜日の19時」といった具合に決めておけば、予定も立てやすくなります。
ただし、お互いの都合で変更が必要な場合もあるので、柔軟性も大切に。
LINEグループを作って、スケジュール調整をスムーズに行うのも効果的です。

ジムの混雑状況も考慮する必要があります。
人気の時間帯だと、使いたい器具が空いていないことも。
可能であれば、比較的空いている時間帯を選ぶと、ストレスなくトレーニングできます。
また、お互いが通いやすい立地のジムを選ぶことも、継続の秘訣といえるでしょう。

ジムで合トレをする

いよいよ実際の合トレ当日。まずは軽いウォーミングアップから始めて、お互いの調子を確認しましょう。
「今日は肩が少し張ってる」「昨日よく寝れたから調子いい」といった情報共有も大切です。

トレーニング中は、適度なコミュニケーションを心がけます。
セット間の休憩では、フォームについてのフィードバックや、次のセットへの意気込みを共有。
ただし、おしゃべりに夢中になってトレーニングがおろそかにならないよう注意が必要です。

補助が必要な場面では、事前に合図を決めておくとスムーズ
「ラスト2回で補助お願い」「挙がらなくなったらすぐ助けて」など、具体的な指示を出しましょう。
安全第一で、お互いをサポートし合う気持ちを忘れずに。

合トレ後は、軽くクールダウンをしながら、その日のトレーニングを振り返ります。
「今日は追い込めた」「次はもう少し重量上げてみよう」といった感想を共有することで、次回へのモチベーションにつながります。
プロテインを飲みながら、次回の予定を確認して解散。これが理想的な合トレの流れです。

合トレで失敗しないコツ

合トレを始めたものの、うまくいかずに自然消滅してしまった…そんな経験を避けるために、押さえておくべきコツがあります。以下の3つのポイントを意識することで、充実した合トレを継続できるでしょう。

合トレで失敗しないコツ
  • お互いの体格や器具の重さを事前に共有する
  • 筋トレの目的や目標を確認する
  • 声かけで積極的にコミュニケーションとる

お互いの体格や器具の重さを事前に共有する

体格差や筋力差は、合トレにおいて想像以上に大きな影響を与えます。
身長170cmの人と185cmの人では、バーベルの軌道やラックの高さ設定が全く違います。
また、ベンチプレス50kgの人と100kgの人では、プレートの付け替えだけで相当な時間と労力を要してしまう。

事前に共有すべき具体的な項目は以下の通りです。
まず身長と体重、そして主要種目(ベンチプレス、スクワット、デッドリフト)の使用重量。
さらに、各部位で使用するダンベルの重さも把握しておくと良いでしょう。
例えば「ダンベルカールは12kg×10回」「サイドレイズは5kg×15回」といった具合に。

ラックの高さやセーフティバーの位置も重要な情報です。
「ベンチプレスのラックは上から3番目の穴」「スクワットのセーフティは膝の高さ」など、細かい設定を共有しておけば、セットアップの時間を大幅に短縮できます。

これらの情報をLINEやメモアプリで共有しておくと、当日スムーズにトレーニングを開始できる。
差があることは悪いことではありません。むしろ、事前に把握しておくことで、効率的な合トレが実現できるのです。

筋トレの目的や目標を確認する

「なぜ筋トレをしているのか」この根本的な問いに対する答えが違うと、合トレは長続きしません。
ダイエット目的の人と筋肥大を目指す人では、トレーニング内容も食事管理も全く異なるからです。

具体的に話し合うべき内容をいくつか挙げてみましょう。まず、短期目標と長期目標。
「3ヶ月で体脂肪率を3%落とす」「1年後にフィジークの大会に出る」など、具体的な数値や期限を設定すると良いでしょう。

トレーニングスタイルの好みも重要です。
高重量低回数でパワー重視なのか、中重量高回数でパンプ重視なのか。有酸素運動を取り入れるかどうか、ストレッチにどれくらい時間をかけるか。
こうした細かい部分のすり合わせが、快適な合トレにつながります

また、大会出場の有無も確認しておきたいポイント。
大会を目指している人は、減量期と増量期でトレーニング内容が大きく変わります。
パートナーがその変化を理解していないと、お互いにストレスを感じることになりかねません。

声かけで積極的にコミュニケーションとる

適切な声かけは、トレーニングのパフォーマンスを大きく向上させます。
スポーツ心理学の研究でも、励ましの言葉が筋力発揮に良い影響を与えることが証明されています。
恥ずかしがらずに、積極的に声をかけ合いましょう

セット前の声かけ例

  • 「いくぞ!」「集中して!」
  • 「フォーム意識して」「呼吸忘れずに」
  • 「今日は調子良さそうだね」

セット中の声かけ例

  • 「ナイス!その調子!」「いいよ、いいよ!」
  • 「あと3回!」「ラスト1回、踏ん張れ!」
  • 「フォームきれい!」「効いてる効いてる!」

セット後の声かけ例

  • 「お疲れ様!」「よく頑張った!」
  • 「今のセット最高だった」「確実に成長してる」
  • 「次も同じ感じでいこう」

大切なのは、ポジティブな言葉を選ぶこと。
「フォームが崩れてる」より「もう少し胸を張ってみて」、「重すぎじゃない?」より「今日は軽めでフォーム重視もあり」といった具合に、建設的な表現を心がけます。

また、相手の性格に合わせた声かけも重要。
熱い励ましを好む人もいれば、冷静なアドバイスを求める人もいます。
最初は様子を見ながら、徐々に相手に合ったコミュニケーションスタイルを見つけていきましょう。
黙々とトレーニングするより、適度な声かけがある方が、確実にトレーニングの質は向上します。

トレーニング効果の最大化に合トレはおすすめ!

ここまで合トレについて詳しく解説してきました。
合トレとは単に複数人でトレーニングすることではなく、お互いに高め合いながら成長できる素晴らしいトレーニング方法だということがお分かりいただけたでしょうか。

一人でのトレーニングには限界があります。
どんなに強い意志を持っていても、自分一人では超えられない壁が存在する
しかし、仲間がいれば話は別。補助してもらえることで安全に限界に挑戦でき、励ましの声で最後の一押しが可能になります。
これこそが、合トレがトレーニング効果を最大化できる最大の理由です。

もちろん、相性の問題やスケジュール調整など、クリアすべき課題もあります。
しかし、事前の情報共有やコミュニケーションを大切にすることで、これらの問題は十分に解決可能。
むしろ、課題を乗り越える過程で、より強い絆が生まれることもあるでしょう。

「でも、声をかける勇気がない…」そんな不安もあるかもしれません。
最初は緊張するのは当然です。
でも、ジムにいる人たちは皆、体を鍛えたいという同じ目標を持った仲間。
勇気を出して「合トレしませんか?」と声をかければ、きっと新しい世界が広がるはず。

筋トレの効果は、筋肉の成長だけではありません。
仲間との出会い、お互いを高め合う関係、達成感の共有。
これらすべてが、あなたの人生をより豊かにしてくれるはずです。

今日からでも遅くありません。
まずはジムで顔見知りの人に挨拶することから始めてみてはいかがでしょうか。
その小さな一歩が、やがて大きな成長につながるのです。

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この記事を書いた人
トレマッチ 編集部
切磋琢磨できるトレーニング仲間が見つかる「トレマッチ」の編集部。
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