【筋トレ初心者必見!】シシースクワットとは?その効果や基本メニューを詳しく紹介!

シシースクワットというトレーニング種目を聞いたことがありますか?

太ももの前側をとにかく徹底的に鍛えたい、そんな悩みを持つ初心者の方は多いのではないでしょうか。

実は、通常のスクワットだけでは刺激しきれない部分があるのです。

シシースクワットは、聞きなれない名前ですが、大腿四頭筋(太もも前側)に強烈な刺激を与える自重トレーニング。バーベルやダンベルを使わなくても、自分の体重だけで確実に効果が期待できる種目として、最近注目を集めています。

この記事では、シシースクワットの基本から実践方法まで、初心者が安全に始めるために必要な情報をお届けします。正しく理解すれば、あなたのトレーニングはもっと効果的に、もっと充実したものになるはずです。

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目次

シシースクワットとは?

このセクションでは、以下の項目について詳しく解説します。

  • 太もも前側を集中的に鍛える自重トレーニング
  • 通常のスクワットと動きが違う理由

太もも前側を集中的に鍛える自重トレーニング

シシースクワットは、自分の体重のみを負荷として、太もも前側の筋肉である大腿四頭筋を鍛えるエクササイズです。

大腿四頭筋は4つの筋肉で構成されていますが、その中でも「大腿直筋」という筋肉が、シシースクワットで最も強く刺激されます。

この大腿直筋こそが、太もも前側の最も目立つ部分。

ここをしっかり鍛えることで、引き締まった、メリハリのある太ももを作ることができるわけです。バーベルやダンベルを使わないため、ジムに行かなくても自宅で実施可能。特別な道具も必要ありません。

何か支える物さえあれば、今日からでも始められるシンプルさが、初心者に優しい種目といえます。

通常のスクワットと動きが違う

ここが最も重要なポイント。

シシースクワットと通常のスクワットは、見た目は似ていますが、動作のメカニズムがまったく異なります。

通常のスクワット:しゃがむときに、膝と股関節が同時に曲がります。そのため、負荷が太もも全体とお尻に分散してしまい、太もも前側だけに集中した刺激が入りにくいのです。

シシースクワット:股関節を伸ばしたまま、膝だけを深く曲げるのが特徴です。お尻を締めて股関節を固定し、その状態で膝を前に出して曲げていく。この動きにより、太もも前側の筋肉が両端から引き伸ばされ、他のトレーニングでは味わえない強烈な刺激を受けるようになります。

重心の移動も異なります。通常のスクワットは、重心がやや前方に来ながらも、比較的バランスの取りやすい位置にとどまります。一方シシースクワットは、上半身が大きく後ろに傾き、膝を支点にして体全体が後ろに倒れるような感覚。

この独特な重心移動により、大腿四頭筋に対して、極めて効率的で集中した負荷が発生する。その結果、自重のみとは思えないほどの筋肥大効果が期待できるのです。

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シシースクワットで得られる効果

このセクションでは、シシースクワットを実践することで期待できる効果について、以下の3つの観点からご説明します。

  • 基礎代謝の向上と脂肪燃焼効果
  • 姿勢改善や体幹の安定
  • 脚の引き締めや美脚効果も

基礎代謝の向上と脂肪燃焼効果

シシースクワットで大腿四頭筋を鍛えることは、単に筋肉を大きくするだけの効果に留まりません。

体の中で最も大きな筋肉グループである太ももを強化することで、基礎代謝が向上するのです。

基礎代謝とは、何もしていない状態で体が消費するエネルギーのこと。筋肉量が増えると、この基礎代謝が高まります。つまり、日常生活を送っているだけでも以前よりもエネルギーを消費しやすい体になるということ。これが脂肪の燃焼効率を高め、ダイエットにつながるメカニズムです。

シシースクワットは自重で行うトレーニングながら、太ももの筋肉に強烈な負荷を与えるため、筋肥大を促進しやすい。結果として、代謝が高まり、より効率的に脂肪が燃焼される体へと変わっていくわけです。

姿勢改善や体幹の安定

シシースクワットを行う際、上半身を後ろに傾けながら膝を曲げるという独特の動作をしたことを思い出してください。

この姿勢を保つためには、腹筋や背筋といった体幹の筋肉が不可欠となります。

体を支えるために体幹が継続的に働くので、これらの筋肉が自然と鍛えられていく。体幹が強化されることで、日常生活での姿勢が改善されやすくなります。背筋が伸びて、猫背が改善される。こうした姿勢の変化は、見た目をより美しくするだけでなく、腰痛や肩こりの軽減にもつながることが多いのです。

さらに体幹が安定することで、バランス能力も向上。階段を上る際や、不安定な地面を歩く際などで、より安全で効率的な動作が可能になります。これは転倒防止の観点からも、特に中高年の方々にとっては大きなメリット。シシースクワットは単なる太もも向けのトレーニングではなく、全身のバランス能力向上にも貢献するわけです。

脚の引き締めや美脚効果も

太ももの前側が引き締まると、脚全体の見た目は大きく変わります。

弱弱しく見えていた脚が、メリハリのある引き締まった脚へと変身。

特に女性にとっては、この変化は美脚につながる大切なポイントとなるでしょう。

シシースクワットにより大腿四頭筋が成長すると、脂肪が筋肉に置き換わっていきます。同じ体重でも、筋肉と脂肪では体積が異なるため、実際には脚が細く見えるようになることも珍しくありません。加えて、筋肉がしっかり発達した脚は、より立体的で健康的な印象を与えます。

また、体幹が強化されることで姿勢が良くなると、脚全体がより長く、より美しく見える効果まで期待できます。トレーニングを重ねるにつれ、脚のラインが変わっていく喜びを感じる人は多いのです。

シシースクワットが最強と言われている理由

このセクションでは、シシースクワットがなぜ多くのトレーニング愛好家から高く評価されているのか、その理由を詳しく解説します。

  • 他の自重トレより大きな負荷をかけられる
  • 短期間で効果が感じられる効率よいトレーニング
  • 大腿四頭筋をピンポイントで刺激できる

他の自重トレより大きな負荷をかけられる

シシースクワットの最大の特徴は、自分の体重だけを使いながら、驚くほど大きな負荷をかけられることです。

これが他の自重トレーニングとの大きな違い。通常の腕立て伏せやプランク、あるいは一般的なスクワットなどの自重トレーニングは、確かに筋肉を鍛えるのに有効です。しかし、その負荷の大きさという点では、シシースクワットには敵いません。

その理由は、上半身を後ろに大きく傾ける独特の動作にあります。この姿勢により、太ももが立てる角度がかなり小さくなるため、筋肉が強く引き伸ばされた状態、つまり「ストレッチ」という状態が生まれます。この伸ばされた状態で重い負荷がかかることが、非常に貴重なのです。

ジムでダンベルやバーベルを使えば、確かに強い負荷は得られます。しかし自重だけで、それに匹敵するほどの刺激を与えられる種目は限定的。シシースクワットは、この限定的な種目の一つであり、だからこそ「最強」と呼ばれているわけです。特に自宅でトレーニングしたい方、あるいはジム通いが難しい方にとって、これほど価値のあるエクササイズは他にありません。

短期間で効果が感じられる効率よいトレーニング

トレーニングを始めたばかりの初心者は、「本当に効果があるのだろうか」と不安に感じることもあるでしょう。その点、シシースクワットは非常に心強い。

大きな負荷がかかるため、効果を実感するまでの時間が他の種目よりも短いのです。

通常のスクワットやレッグプレスなどで太ももを鍛える場合、数週間は変化を感じにくいことも少なくありません。ところがシシースクワットは、わずか2〜3週間で「あれ、太ももが変わった」と感じる人も多い。筋肉の張りが出てきたり、筋肉痛の感じ方が独特だったり、鏡で見た時に明らかに違うと気付く。

この短期間での効果実感が、モチベーション維持につながります。トレーニングの継続において、「結果が見える」ことほど心強いものはありません。シシースクワットはこの点で、初心者にとって非常に効率の良い選択肢。限られた時間をジムで過ごす人にも、効率的なトレーニングを求める人にも、強くおすすめできる種目です。

大腿四頭筋をピンポイントで刺激できる

シシースクワットがなぜ「最強」と呼ばれるのか、その本質はここにあります。

太ももの前側にある大腿四頭筋に、狙ったとおりに刺激を届けられるという精密性です。

通常のスクワットを思い出してください。あの動きは、膝と股関節が同時に動くため、負荷が下半身全体に分散してしまいます。太もも前側、太もも裏側、お尻、それぞれが刺激を受け、力の配分がばらけてしまう。ターゲットである大腿四頭筋に、100%の力を集中させることは難しいのです。

これに対してシシースクワットは、股関節を固定し、膝の動きだけに絞るという意識的な設計がされています。この工夫により、大腿四頭筋だけが強烈な刺激を受ける環境が完成するわけです。医学的な言い方をすれば「アイソレーション」と呼ばれる、特定の筋肉のみを集中的に刺激する方法を、自重で実現している。

太ももの前側を本気で鍛えたいのなら、迷わずシシースクワットを選ぶべき。他の種目では味わえない、明らかに異なる質の刺激が大腿四頭筋を襲うのです。その結果、筋肉の成長が加速するのです。

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初心者でもできる!シシースクワットの正しいやり方

シシースクワットを安全かつ効果的に行うためには、正しいフォームが何より大切です。このセクションでは、以下の4つのステップに分けて、詳しく解説します。

  • 肩幅よりやや狭く開きかかとは浮かせる
  • 上体を後ろに倒しながら膝を曲げる
  • 太もも前側に効かせながら元の姿勢に戻る
  • 呼吸とテンポを意識する

肩幅よりやや狭く開きかかとは浮かせる

まずはシシースクワットの構え、スターティングポジションから始めましょう。この最初の姿勢が全てを決めるといっても過言ではありません。

足の幅を決める際は、肩幅よりもやや狭めに設定するのがポイント。

肩幅いっぱいに広げてしまうと、かえってバランスが取りにくくなります。目安としては、拳が1つ入る程度、つまり肩幅よりも両側で5〜10センチ程度狭い位置が理想的です。

次に、つま先の向き。つま先は軽く外向きに。真っすぐより少し開き気味にすることで、膝が動きやすくなり、より自然な動作が可能になります。

そして最も重要な点がかかとです。かかとをしっかり浮かせ、母指球(足の親指の付け根の盛り上がった部分)に重心を置くのです。この「重心を母指球に置く」という意識が、シシースクワット初心者にとって非常に重要。かかとが地面に着いたままでは、腹筋の緊張が抜けやすく、安定感も失われてしまう。母指球に乗ることで、体全体が引き上がり、張力が保たれるのです。

バランスに自信がない場合は、壁やバー、あるいは手すりなど、何か支えになるものを軽く掴んでください。初心者は決して無理をせず、サポートを有効活用するのが、安全かつ継続的なトレーニングのコツです。

上体を後ろに倒しながら膝を曲げる

スターティングポジションが整ったら、いよいよ動作に入ります。ここからが、シシースクワットの真骨頂。

胸を張ったままの姿勢を保つことを忘れずに。

背中を丸めてはいけません。胸を張ることで、体幹の緊張が保たれ、安全に負荷を支えられるようになります。

膝からゆっくり前に出すようにして、上体を後ろに傾けていく。膝が前に出ることで、自然と上体が後ろに倒れていく。この連動が大切です。上体だけを意識的に後ろに倒そうとすると、バランスを崩しやすくなってしまいます。

重要なポイントとして、太ももと体が一直線になるよう意識してください。この角度を保つことで、安全に大きな負荷が太ももの前側に入るようになります。膝を曲げるにつれて、太ももの前側にストレッチ感を感じるはず。「ここだ」という感覚が得られたら、その位置が適切な深さの目安となります。

この下ろすフェーズでは、反動を使わず、ゆっくりとした動作を心がけましょう。1秒から2秒かけて、じっくり膝を曲げることで、筋肉により強い刺激が加わります。

太もも前側に効かせながら元の姿勢に戻る

膝が十分に曲がったら、今度は元の姿勢に戻る局面です。ここでも工夫が必要。

膝を伸ばしながら体を起こしていくのですが、反動を使ってはいけません。脚の前側で押し戻すというイメージを持つことが大切。

つまり、太ももの前側の筋肉が主導権を持って、体全体を持ち上げるという感覚です。腹筋の力に頼ったり、勢いを付けたりせず、あくまで大腿四頭筋の力で体を起こす。この意識が、シシースクワットの効果を最大化させます。

上体を起こしていく際の注意点として、起こしすぎないことが挙げられます。膝が完全に伸びきる直前で止める。この「完全には伸びきらない」という状態が、筋肉にテンション、つまり緊張を残す状態です。膝をロック(完全に伸ばしきる)させてしまうと、その瞬間に筋肉の緊張が抜けてしまい、効果が失われます。膝をロックさせず、筋肉にテンションを残すと効果的。同じ回数行ったとしても、この細かな工夫で、得られる結果は大きく変わるのです。

呼吸とテンポを意識する

トレーニング中の呼吸は、意外と多くの人が見落としがちなポイント。しかし、呼吸は筋肉への酸素供給や、体幹の安定性に大きく影響するため、極めて重要です。

シシースクワットにおける呼吸のリズムは、至ってシンプル。膝を曲げて上体を後ろに倒す局面で「息を吸う」。膝を伸ばして体を起こす局面で「息を吐く」。

この呼吸パターンを意識することで、体幹がより安定し、動作も滑らかになります。力を入れる時に息を止めてしまう癖がある人は多いのですが、これは避けるべき。息を止めると、筋肉への血液供給が悪くなるだけでなく、血圧の上昇にもつながります。特に初心者が無理な負荷で息を止めると、危険な場合もあります。常に呼吸を続けることで、安全かつ効果的にトレーニングが進められるわけです。

また、テンポに関しても、ゆっくり、丁寧に行うことをお勧めします。1回の動作に3〜4秒かけるイメージで、下ろす時に2秒、上げる時に1〜2秒という具合です。焦らず、筋肉と対話するような感覚でトレーニングを進めることが、短期間での効果実感につながります。

マシンを使ったシシースクワットの場合

シシースクワットは自重でも十分な効果が得られますが、ジムのマシンを活用することで、より安全に、そしてより正確にトレーニングすることも可能です。このセクションでは、スミスマシンを使ったシシースクワットのやり方を詳しく解説します。

スミスマシンを使ったシシースクワットのやり方

スミスマシンとは、バーが上下のみに動くように固定されたマシンのこと。このマシンを使うことで、バランスを取る必要がなくなり、初心者でも安定した状態でシシースクワットに取り組めます。

セットアップの段階から始めましょう。

バーの高さを調整する必要があります。目安は、バーを胸の高さからみぞおちの位置に設定することです。立った状態で、手を伸ばさなくても両手で軽くバーを掴める位置が理想的。

背中をバーに軽く当て、足を少し前に出す。このとき、膝とつま先を揃えることがポイント。つま先が内向きになったり外向きになったりすると、膝への不必要なストレスが生まれます。膝とつま先が一直線になるようにセットすることで、関節への負荷が最小限に抑えられるわけです。

その後体を後傾させながら膝を曲げていく。

その際、背中はバーに沿わせるようにしてください。背中とバーが接触したまま、上体を後ろに倒していくことで、バーがガイドの役割を果たし、安定した動作が実現する。膝を前に出す動きと上体の後傾は、同時に行われるべき。膝だけが先に出たり、上体だけが倒れたりすると、バランスが崩れます。太ももの角度が90度に近づいていく感覚で、ゆっくりと下ろしていきましょう。下ろしていく速度は、自重版と同様に1秒から2秒かけるのが目安。

太もも前側にテンションがかかったら、ゆっくり押し戻す。

脚の前側の筋肉が収縮し、その力で体を起こす。背中とバーが接触したまま、滑らせるようにして上体を起こしていく感覚です。ここでも、自重版同様に膝をロックさせず、完全には伸びきる直前で止めることをお勧めします。

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シシースクワットで膝が痛くなるわけ

シシースクワットは非常に効果的なトレーニング種目ですが、同時に「膝に負荷がかかりやすい」という特性も持っています。正しく行わないと、膝への痛みにつながることがあるのです。このセクションでは、膝が痛くなる原因と、その予防法について詳しく解説します。以下の2つの主な原因について詳しく説明します。

  • フォーム崩れが原因
  • 可動域を無理に広げすぎ

フォーム崩れが原因

膝の痛みの最も一般的な原因は、フォームが崩れることです。正しいフォームでシシースクワットを行っていれば、本来膝が過剰なストレスを受けることはありません。

しかし、わずかなフォームの乱れが、膝へのダメージを急速に進行させるのです。

股関節が動いてしまう場合を考えてみましょう。シシースクワットの本質は、膝の動きだけに注目し、股関節は固定したままにすること。ところが、トレーニング中に股関節が一緒に動いてしまうと、どうなるか。本来太ももの前側に集中すべき負荷が、太ももの裏側やお尻に分散してしまいます。すると、膝が意図したとおりの動きができず、関節に不自然なストレスが生まれる。これが膝の痛みにつながるメカニズムです。

上体の傾きが不足する場合も問題です。膝だけを曲げて、上体がほぼ垂直のままになってしまう。こうした状態では、膝関節に過度な負荷が集中します。適切な上体の後傾があってこそ、膝にかかる負荷が太ももの筋肉全体に分散され、関節への無理が減るのです。

膝が内側に入り込む動きも要注意。「ニーイン」と呼ばれる、膝が内側に倒れ込む現象があります。特に疲労が蓄積した時や、自分の能力を超えた重い負荷で行う時に起こりやすい。膝が真っすぐ動かず、斜めの力が加わることで、膝の内側の靭帯や軟骨に異常な負荷がかかり、痛みが生じるのです。

背中が丸まるのも不適切です。体幹が弛緩し、背中が丸まった状態でシシースクワットを行うと、上半身が不安定になります。その不安定さを補おうとして、膝や腰に余計な力が入り、膝への負担が増加。正しく胸を張り、体幹を引き締めることで、こうした問題は回避できるのです。

可動域を無理に広げすぎ

次に挙げられる原因が、可動域の問題です。シシースクワットは膝を深く曲げるほど、大腿四頭筋への刺激が強まる。

そのため、「より深く曲げよう」という思いから、自分の限界を超えて膝を曲げてしまう人が多いのです。

ここで大切なのは、個人差という現実。柔軟性や筋力は、人によって大きく異なります。隣の人が簡単にこなせる可動域も、自分には難しいかもしれません。その違いを無視して、無理に深く膝を曲げようとするから、膝への過度なストレスが生まれるわけです。

筋力がまだ不足している場合があります。シシースクワットは、自分の体重の一部を支える力が必要。大腿四頭筋の筋力が十分になければ、膝関節がその体重を直接支えることになってしまい、靭帯や軟骨への負担が増加します。初心者のうちは、無理なく動かせる範囲の可動域に留めておくことが、長期的にトレーニングを継続するための秘訣。

柔軟性の不足も関係しています。太ももやふくらはぎの筋肉が硬い状態では、膝を深く曲げるのは難しい。無理に曲げようとすれば、膝の関節にねじれるような力が加わり、痛みが生じます。段階的に柔軟性を高めながら、可動域を広げていくというアプローチが重要。

段階的な進行が鍵です。初めてシシースクワットを行う時は、膝をほぼ90度程度まで曲げるくらいで十分。数週間これを繰り返し、体が慣れてきたら、少しずつ膝を深く曲げていく。この段階的な進行を心がけることで、関節への無理なストレスを避けながら、同時に着実に効果を得ていくことができるのです。

無理なく、自分のペースで。この心構えがあれば、膝の痛みを避けながら、シシースクワットの恩恵を十分に受けられるようになります。

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目的別!シシースクワットの基本メニュー

シシースクワットは非常に汎用性の高いトレーニング種目です。同じ動作でも、目的に応じてセット数、回数、負荷を調整することで、様々な成果を生み出すことができます。

ここでは、目的別に7つのメニューパターンを紹介します。自分の目的に最も近いものを見つけ、そこから始めることをお勧めします。

目的回数・セット負荷レベルポイントおすすめ対象
初心者向け:フォーム習得&基礎強化8〜10回×2〜3セット 休憩1分自重・壁に手を添えてOK浅めの角度で可動域を確認しながらフォームを安定化。スピードより正確さを重視初心者・膝への不安がある人・久しぶりに運動する人
筋肥大・筋力アップ8〜12回×3〜4セット 休憩1〜2分ダンベル・プレート使用 スミスマシンも可ゆっくりとした動作で可動域を最大化。筋肉の収縮を意識して動かす男性トレーニー・脚のボリュームを出したい人
脚の引き締め・ボディメイク15〜20回×2〜3セット 休憩30〜60秒自重または軽負荷リズミカルなテンポで筋肉を「使い続ける」意識女性・ダイエット中・脚の前張りを改善したい人
膝の安定性・姿勢改善10〜15回×2〜3セット自重・壁補助あり浅めの角度でフォーム確認重視。膝の向きを正しく保つ初心者・リハビリ目的・シニア層
体幹強化・バランス向上10回×2セット自重・片手支えあり上体をまっすぐ後傾。腹筋と腸腰筋の連動を意識体幹を安定させたい人・姿勢を整えたい人
時短トレーニング30秒×3セット(休憩30秒)自重スローテンポで3分完結。出勤前や夜トレにも最適忙しい社会人・朝活・在宅ワーク中の人
上級者向け応用メニュー自重10回+加重10回×2セット 組み合わせトレ加重+他種目連携ブルガリアンスクワットなどと組み合わせて四頭筋全体を刺激トレ上級者・「最強脚トレ」を目指す人

シシースクワットの効果を合トレで最大化する方法

シシースクワットは非常に効果的なトレーニング種目ですが、実はその効果を大きく引き出す方法があります。

それが「合トレ」、つまり仲間と一緒に行うトレーニングです。

一人で淡々とトレーニングを続けるのも良いですが、仲間との共同トレーニングには、一人では得られない多くのメリットが存在するのです。

シシースクワットで最も重要なのは、正しいフォームを保つことです。

しかし、自分自身では自分の動きがどのように見えているか、完全には把握できません。知らず知らずのうちに、上体の傾きが不足していたり、膝が内側に入り込んでいたり、背中が丸まっていたりすることはよくあります。トレーニング相手が側で見守っていれば、「膝がやや内側に入っている」「上体がもっと後ろに傾いてもいい」といった、リアルタイムのフィードバックが得られます。

このフィードバックにより、自分では気付かなかった細かな修正が可能になり、フォームの精度が飛躍的に向上するわけです。

一人でシシースクワットを続けていると、どうしてもモチベーションが低下する局面があります。「あと何回やろう」と迷った時、仲間がそばにいると「もう少し頑張ろう」という気持ちが自然と湧き上がるもの。また、仲間の頑張る姿を見ることで、自分もやる気が刺激される。

こうした相互作用により、一人では決してできないほどの集中力と継続力が生まれるのです。

シシースクワットの真の効果を引き出したいのであれば、ぜひ仲間を見つけ、合トレに挑戦してみてください。同じ目標を持つ相手との共同トレーニングは、あなたのフィットネス人生を大きく変える選択肢となるはずです。

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著者・監修者

株式会社TSS 代表/現役歯科医師/フィジーク選手。
臨床に携わる傍ら筋トレに打ち込み、競技フィジークで2024年・2025年神奈川県マスターズフィジーク第3位入賞。
経験を重ねる中で「トレーニングは一人よりもパートナーと共に行うことで質が大きく向上する」と確信するも、信頼できる仲間を見つけられる環境が整っていない現状を痛感。
その課題を解決すべく、トレーニー同士をつなぐマッチングアプリ「トレマッチ」を立ち上げ、合トレのパートナー探しを支援。

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この記事を書いた人
トレマッチ 編集部
切磋琢磨できるトレーニング仲間が見つかる「トレマッチ」の編集部。
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