HIITで短く効率的に鍛える!効果や気を付けるべきポイントを解説

「運動はしたいけれど時間がない」「ジムに通う時間を作れない」そんな悩みを抱えている方におすすめなのが、HIIT(ヒット)と呼ばれるトレーニング方法です。

短時間で高い運動効果が期待できるHIITは、忙しい現代人にぴったりの運動法として注目を集めています。わずか10分程度の運動でも、従来の長時間トレーニングに匹敵する効果が得られる可能性があるため、効率重視の方には特に魅力的でしょう。

しかし、正しい方法で行わなければ期待する効果は得られません。この記事では、HIITの基本的な仕組みから具体的な効果、実践時の注意点まで、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。

自分に合ったトレーニング仲間を見つけませんか?

トレマッチならトレーニングの目的から同じ目標を持つ気になる仲間が見つけられます

\トレマッチを知りたい方はこちら/

トレマッチを知る

\トレ仲間を探したい方はこちら/

今すぐ会員登録をする
目次

HIITとは短時間で高負荷をかけるトレーニング

HIITについて詳しく知るために、まずは基本的な定義と仕組みから理解していきましょう。

HIITの正確な定義

HIIT(ヒット)とは「High Intensity Interval Training(ハイ・インテンシティ・インターバル・トレーニング)」の略称です。日本語では「高強度インターバルトレーニング」と呼ばれています。

このトレーニング方法は、高い強度の運動と短い休憩時間を交互に繰り返すことが特徴。例えば「20秒間の激しい運動+10秒間の休憩」を何セットか繰り返すといった形で実施します。

従来の有酸素運動のように長時間続ける必要がなく、短時間で集中的に体を追い込むことで効率的な運動効果を狙うトレーニング法といえるでしょう。

短時間で高い運動効果を実現する仕組み

HIITが短時間でも効果的とされる理由は、運動強度の高さにあります。

短い時間で限界近くまで体を動かすことで、心拍数を急激に上昇させ、筋肉や心肺機能に強い刺激を与えることが可能です。

この高強度の運動により、体内では大量の酸素が必要となります。その結果、運動後も体が酸素を多く消費し続ける「アフターバーン効果」と呼ばれる現象が発生。これにより、運動終了後も一定時間、通常より多くのカロリーが消費される状態が続くとされています。

10分~20分の運動で長時間トレーニングに匹敵する効果

一般的なHIITセッションは10分から20分程度の短時間で完了します。しかし、この短い時間でも45分程度の有酸素運動に匹敵する運動効果が期待できるといわれているのです

これは前述のアフターバーン効果に加え、短時間で全身の筋肉を効率的に使うことができるためです。スクワットやバーピーなど、複数の筋肉群を同時に動かす運動を高強度で行うことで、筋力トレーニングと有酸素運動の両方の効果を一度に得ることができます。

そのため、時間に制約のある方でも継続しやすく、運動習慣を身につけやすいトレーニング方法として人気を集めているのです。

\トレマッチを知りたい方はこちら/

トレマッチを知る

\自分に合った仲間を探したい方はこちら/

今すぐ会員登録をする

HIITは効率よく鍛えたい全ての人におすすめ

HIITの大きな魅力は、様々な目的を持つ人に適応できる柔軟性にあります。短時間で高い効果が期待できる特性により、多くの方にとって理想的なトレーニング方法といえるでしょう。

ダイエットを効率的に進めたい方にとって、HIITは非常に魅力的な選択肢です。高強度の運動により脂肪燃焼効果が高まり、運動後も代謝が上がった状態が続くため、限られた時間でもダイエット効果を実感しやすくなります。

また、忙しくて長時間の運動時間を確保できない方にもぴったり。朝の支度前や仕事の休憩時間、帰宅後のちょっとした空き時間など、10分程度あれば十分に実践可能です。ジムに通う時間がない方でも、自宅で気軽に始められる手軽さも大きなメリットでしょう。

心肺機能を高めたい方にとっても、HIITは効果的なトレーニング法です。短時間で心拍数を上げる運動を繰り返すことで、心臓や肺の機能向上が期待できます。日常生活で階段を上がる際の息切れが気になる方や、体力不足を感じている方にもおすすめです。

運動初心者から上級者まで、それぞれのレベルに合わせて強度を調整できるのもHIITの特長。無理のない範囲から始めて、徐々にレベルアップしていくことで、確実に体力向上を図ることができます。

HIITトレーニングは初心者でもできる?

「HIITは高強度と聞くと、運動経験がない自分には無理かも…」と不安に感じる方もいるでしょう。しかし、実際には初心者の方でも強度を適切に調整すれば、安全に実践することが可能です

重要なのは、いきなり限界まで追い込むのではなく、自分の体力レベルに合わせてスタートすること。例えば、上級者が行う「20秒間の全力疾走」を、初心者の方は「早歩きや軽いジョギング」に置き換えることから始められます。

休憩時間の調整も初心者には大切なポイントです。一般的なHIITでは10秒程度の短い休憩が基本ですが、慣れないうちは30秒から1分程度の長めの休憩を取っても問題ありません。体が運動に慣れてきたら、少しずつ休憩時間を短くしていけばよいでしょう。

実施頻度についても、最初は週2回程度の少ない回数からスタートするのがおすすめ。毎日行う必要はなく、むしろ適度な休息を挟むことで体の回復を促し、継続しやすくなります。

大切なのは完璧を目指すことではなく、自分のペースで続けること。運動習慣がなかった方も、段階的にレベルアップしていくことで、HIITの効果を実感できるようになるでしょう。

\トレマッチを知りたい方はこちら/

トレマッチを知る

\自分に合った仲間を探したい方はこちら/

今すぐ会員登録をする

HIITの基本的なやり方と目的別メニュー例

HIITを実践する際は、基本的な仕組みを理解した上で、自分の目的に合わせたメニューを選ぶことが重要です。ここでは、以下の観点からHIITの具体的な実践方法をご紹介します。

  • 運動と休憩を交互に繰り返す基本パターン
  • ダイエットを目的とした場合のメニュー
  • 体力アップを目指す場合の取り組み方
  • 器具を使用したHIITの活用法

運動と休憩を交互に繰り返し

HIITの基本は、高強度の運動と短い休憩を規則的に繰り返すことです。

最も代表的なのは「20秒運動+10秒休憩」のパターンで、これを8セット行うと合計4分のトレーニングが完成します。

しかし、このパターンだけが正解ではありません。「30秒運動+30秒休憩」といった、運動時間と休憩時間を同じにする方法も効果的。特に初心者の方には、運動時間よりも休憩時間を長く取る「運動<休憩」の比率でも十分な効果が期待できます。

例えば「20秒運動+40秒休憩」から始めて、慣れてきたら徐々に休憩時間を短くしていく方法がおすすめです。

ダイエット目的の場合

脂肪燃焼を主な目的とする場合は、全身の筋肉を使う運動を中心に組み立てることが効果的。バーピー、ジャンピングスクワット、マウンテンクライマーなどの複合的な動きを取り入れることで、多くのカロリーを短時間で消費できます。

おすすめのインターバル比率は「20秒運動+10秒休憩」を8セット行う、合計4分のメニュー。ただし、運動強度が高いため無理は禁物です。

運動に慣れていない方や、体力に不安がある方は「30秒運動+30秒休憩を5セット」といったライトなメニューから始めてみましょう。徐々に運動時間を延ばしたり、セット数を増やしたりして負荷を調整していけば、確実にレベルアップできます。

体力アップが目的の場合

心肺機能の向上を主な目標とする場合は、少し長めの運動時間を設定することがポイント

例えば「40秒運動+20秒休憩」といったパターンで、持続的に全力に近い強度を維持します。

ジョギングやエアロバイクを用いて、一定の強度を保ちながら運動を続ける方法が効果的です。屋外であれば坂道ダッシュ、室内であればステップ台の昇降運動なども活用できるでしょう。

重要なのは、運動中に「きつい」と感じる強度を維持すること。心拍数が上がり、息が弾む程度の負荷をかけることで、心肺機能の向上が期待できます。

器具を使用する場合

エアロバイク、ローイングマシン、バトルロープなどの器具を使ったHIITも非常に効果的。器具を使用することで、膝や腰への負担を軽減しながら、安全に高強度のトレーニングを実現できます。

例えばエアロバイクなら「30秒間全力ペダリング+30秒間軽いペダリング」を繰り返すことで、下半身の筋力と心肺機能を同時に鍛えることが可能です。

ローイングマシンを使えば、上半身と下半身を連動させた全身運動ができるため、短時間でも高い運動効果が期待できるでしょう。

器具があることで運動のバリエーションも増え、飽きずに継続しやすくなるメリットもあります。

HIITは意味がないといわれている理由

近年人気を集めているHIITですが、一方で「効果がない」「意味がない」といった否定的な意見も耳にすることがあります。なぜこのような声が生まれるのでしょうか。

多い誤解の一つに「短時間すぎて効果がないのでは?」という考え方があります。従来の有酸素運動に慣れ親しんだ方にとって、わずか4分や10分の運動で本当に効果があるのか疑問に感じるのは自然なこと。しかし実際には、適切な強度で行えば短時間でも十分な運動効果が期待できることが研究で示されています。

また、「強度が高すぎて続けられない」という理由で挫折してしまう方も少なくありません。HIITの「高強度」という言葉に惑わされ、最初から限界まで追い込もうとした結果、体がついていかずに断念してしまうパターンです。結果として「やってみたけど効果が出なかった」という印象を持ってしまいます。

さらに、初心者の方が正しい方法を理解せずに実践してしまうケースも問題となっています。適切なフォームや強度調整、休憩の取り方を知らないまま見様見真似で始めた結果、期待した効果が得られずに「HIITは意味がない」と結論づけてしまうのです。

これらの問題は、HIITそのものに欠陥があるわけではなく、正しい知識と適切な実践方法を身につけることで解決できるもの。自分に合った強度から始めて、段階的にレベルアップしていけば、HIITの真の効果を実感できるはずです。

\トレマッチを知りたい方はこちら/

トレマッチを知る

\自分に合った仲間を探したい方はこちら/

今すぐ会員登録をする

HIITを行う際に気を付けるべきポイント

HIITを安全かつ効果的に実践するためには、いくつかの重要なポイントがあります。特に初心者の方は、以下の点に注意して取り組むことで、ケガのリスクを最小限に抑えながら確実な効果を得ることができるでしょう。

  • ウォームアップとクールダウンを必ず行う
  • 自分に適した強度レベルから開始する
  • 既往症や体の不安がある場合の運動選択

必ずウォームアップとクールダウンを入れる

HIITは高強度のトレーニングであるため、事前のウォームアップは絶対に欠かせません。5分から10分程度の軽い有酸素運動や動的ストレッチを行うことで、心拍数を徐々に上げ、関節や筋肉の柔軟性を高めることができます。

これにより血流が促進され、筋肉や腱が運動に適した状態になるため、ケガの予防につながります。急に激しい運動を始めると、筋肉や関節に過度な負担がかかり、肉離れや関節損傷のリスクが高まってしまうのです。

運動後のクールダウンも同様に重要です。軽いウォーキングやゆっくりとしたストレッチを5分程度行うことで、急激に上がった心拍数や血圧を安定させることができます。また、運動によって蓄積された疲労物質の除去を促進し、翌日の筋肉痛軽減にも効果的でしょう。

少しきついくらいの強度から始める

HIITの「高強度」という言葉に惑わされて、最初から限界まで追い込む必要はありません。初心者の方は「息が弾むけど会話はぎりぎりできる程度」を目安に始めることをおすすめします。

この強度であれば、心肺機能に適度な刺激を与えながらも、体への負担を抑えることが可能。運動中に息切れして動けなくなったり、翌日に強い疲労が残ったりするような強度は、かえって逆効果になってしまいます。

継続することで自然と体力が向上し、より高い強度でのトレーニングが可能になります。焦らず段階的にレベルアップしていくことが、長期的な効果を得る秘訣といえるでしょう。

膝や腰に不安がある人はジャンプ系を避ける

ジャンピングスクワットやバーピーといったジャンプ系の運動は、HIITでよく用いられる効果的な種目です。しかし、これらの運動は着地時に膝や腰の関節に大きな負荷がかかるため、既往症や不安のある方には不向きな場合があります

そのような方には、関節への負担が少ない代替運動がおすすめです。例えば、自重スクワット(ジャンプなし)、ステップ台を使ったステップアップ、エアロバイクを使ったサイクリングHIITなどが効果的でしょう。

これらの運動でも十分にHIITの効果を得ることができるため、無理をしてジャンプ系の運動にこだわる必要はありません。自分の体の状態に合わせた運動選択が、安全で継続可能なトレーニングの鍵となります。

HIITを続けるコツ

HIITの効果を実感するためには、継続することが何より重要です。しかし、高強度のトレーニングを長期間続けるのは簡単ではありません。無理なく継続するためのポイントを押さえて、HIITを生活習慣として定着させましょう。

  • 適切な実施頻度を守る
  • デジタルツールを活用した習慣化

週2〜3回の無理のない頻度で行う

HIITは高強度のトレーニングであるため、毎日行う必要はありません。むしろ、適度な休息を挟むことで体の回復を促し、より効果的なトレーニングが可能になります。

週2〜3回の頻度が、多くの人にとって最適なペースといえるでしょう。例えば、月曜日・水曜日・金曜日に実施し、火曜日・木曜日・土日は休息日とするパターンが理想的です。

この頻度であれば、仕事や家事で忙しい方でも無理なく続けることができます。「毎日やらなければ」というプレッシャーから解放されることで、かえって長期間の継続が可能になるケースも多いのです。

体調が優れない日や疲労が溜まっている時は、無理をせずに休むことも大切。完璧を求めすぎず、できる範囲で続けることが成功の秘訣です。

アプリやタイマーを活用して習慣化

HIITの継続において、デジタルツールの活用は非常に効果的です。スマートフォンのタイマーアプリやHIIT専用アプリを使うことで、運動と休憩の時間管理が簡単になり、トレーニングに集中できます。

多くのHIITアプリには、運動記録やカレンダー機能が搭載されているため、自分の頑張りを可視化することが可能。「今週は3回できた」「先月より回数が増えた」といった達成感を味わうことで、モチベーションの維持につながります。

また、アプリの通知機能を活用すれば、「今日はHIITの日」というリマインダーを受け取ることができるため、忙しい日常の中でもトレーニングを忘れずに済むでしょう。

習慣化の初期段階では、決まった時間に実施することも重要です。朝起きてすぐ、仕事の休憩時間、夕食前など、ライフスタイルに合わせて「HIITタイム」を設定することで、自然と生活リズムの一部として定着していきます。

\トレマッチを知りたい方はこちら/

トレマッチを知る

\自分に合った仲間を探したい方はこちら/

今すぐ会員登録をする

HIITの効果を高めるならグループトレーニングもおすすめ

自宅での個人トレーニングも効果的ですが、さらにHIITの効果を高めたい方にはグループでのトレーニング参加も選択肢のひとつです。

グループトレーニングの最大のメリットは、他の参加者と一緒に運動することで生まれるモチベーション効果。一人では「今日はやめておこう」と思ってしまう日でも、仲間がいることで自然と頑張れることが多いものです。

また、専門のインストラクターによる指導を受けられることも大きな利点。正しいフォームの確認や、個人に合わせた強度調整のアドバイスを受けることで、より安全で効果的なトレーニングが可能になります。

特にHIIT初心者の方にとって、プロの目による安全管理は心強いサポート。万が一体調に変化があった場合も、すぐに適切な対応を受けることができるため安心です。

さらに、グループプログラムでは様々なメニューが用意されているため、飽きずに継続しやすいというメリットもあります。自宅では限られた運動になりがちですが、多彩なプログラムを体験することで楽しく続けられるでしょう。

ただし、グループトレーニングは自分のペースで進められない場合もあるため、まずは自宅でHIITの基本を身につけてから参加することをおすすめします。

トレーニング仲間を見つけるなら「トレマッチ」

HIITの効果を最大限に引き出すには、継続的な取り組みと適切な運動強度の維持が欠かせません。ところが、自分一人でのトレーニングでは、モチベーションの維持や正しい取り組み方の判断が困難になりがち。そんな悩みを持つ方におすすめしたいのが、運動パートナーマッチングサービス「トレマッチ」です。

体重減量や持久力アップ、コンディション改善など、共通の目的を持つ運動仲間との出会いをサポート。詳細なプロフィール機能を活用することで、経験レベルや運動可能な時間帯、希望する施設など、あなたのニーズに合った相手を効率的に探すことができます。在宅でのオンラインセッションから、フィットネス施設での実地トレーニングまで、それぞれの都合に応じた形でパートナーシップを築けます。

「ひとりでは長続きしない」「適切な負荷設定に迷いがある」とお感じの方は、ぜひトレマッチでベストなトレーニングパートナーとの出会いを探してみてください。

\トレマッチを知りたい方はこちら/

トレマッチを知る

\自分に合った仲間を探したい方はこちら/

今すぐ会員登録をする
「勉強になった!」「役に立った!」と思っていただけたら、是非シェアもお願いします!
  • URLをコピーしました!

著者・監修者

株式会社TSS 代表/現役歯科医師/フィジーク選手。
臨床に携わる傍ら筋トレに打ち込み、競技フィジークで2024年・2025年神奈川県マスターズフィジーク第3位入賞。
経験を重ねる中で「トレーニングは一人よりもパートナーと共に行うことで質が大きく向上する」と確信するも、信頼できる仲間を見つけられる環境が整っていない現状を痛感。
その課題を解決すべく、トレーニー同士をつなぐマッチングアプリ「トレマッチ」を立ち上げ、合トレのパートナー探しを支援。

合同トレーニングのパートーナー探しなら
気の合う筋トレ仲間を探せる「トレマッチ」
この記事を書いた人
トレマッチ 編集部
切磋琢磨できるトレーニング仲間が見つかる「トレマッチ」の編集部。
目次